本年度に創立150周年を迎えた富山市老田小学校の全校児童と地域住民が20日、同市中老田の同校グラウンドで、風船を空に飛ばす「バルーンリリース」を行った。節目に合わせ、将来を担う子どもたちの成長を願って企画。色とりどりの風船が空高く舞い上がり、笑顔と歓声が広がった。
150周年記念事業運営委員会(山下明会長)とPTA「菁莪会(せいがかい)」(渋谷幸司会長)が企画し、この日の運動会に合わせて実施。1~6年生計155人と保護者、地域住民が参加した。
約500個の風船を用意。児童代表のカウントダウンに合わせてひもを放すと一斉に浮かび上がり、参加者は空を見上げて笑顔を浮かべていた。
6年生の水高心奏(もか)さんは「みんなで150周年をお祝いできて良かった。カラフルな風船がきれいだった」と話した。渋谷会長(47)は「子どもたちの楽しそうな表情を見て感動した。大きく元気に成長してほしい」と願った。
同校は1873年に菁莪校として創立し、1947年に老田小学校に改称した。150周年の記念事業として、6月に老田地区4町内の獅子舞共演会、8月に相撲大会を行う予定で、10月には記念式典を開く。