北陸電力は18日、水力の神通川第一発電所(富山市庵谷)の最大出力を4800キロワット増の8万6800キロワットに高めたと発表した。性能確認試験で出力を増加できることを確認し、経済産業相に変更を届け出た。

 同発電所の発電電力は、一般家庭約870世帯の年間使用量に相当する年間約240万キロワット時増える。再生可能エネルギーに置き換わることで、年間約1100トンの二酸化炭素(CO2)排出量削減効果が期待できる。

社債50億円を発行

 北陸電力は18日、機関投資家向けに償還期間10年の普通社債50億円を発行したと発表した。利率は0・90%。同日に募集し、即日完売した。

 主幹事はみずほ証券、SMBC日興証券。調達した資金は発電所の改修や改良に充てる。