飲食事業の越州(富山市太郎丸本町、古河徳代表取締役)は、同市安養寺に病院・高齢者福祉施設向け集中調理施設「セントラルキッチン徳庄」を開設した。当面は関連グループの病院や福祉施設に給食を提供する予定。

 加熱調理した料理を急速冷却し、保存して食器ごと再加熱する「ニュークックチル」を導入。細菌繁殖を抑える衛生管理と作業効率化が両立できる。かむ力、のみ込む力が弱くなった利用者向けに、食材の形を保ちながら軟らかく仕上げる「真空調理」も併用する。

 同社はうどん店「糸庄」、宴会や慶事などに利用される「越州」を展開している。新施設には北陸銀行と日本政策金融公庫富山支店が協調融資した。融資額は非公表。