魚津総合公園(富山県魚津市三ケ)に菜園が整備され、今月から野菜づくり体験会がスタートした。肥料、農薬を使わない自然栽培や子どもの食育などに関心を持つ親子が参加。環境に優しい農法を学ぶとともに、定植から収穫まで一連の栽培方法に理解を深める。

 「みらパークこども菜園」と名付けた菜園は、魚津総合公園の活性化に取り組む魚津市のパートナーシップ企業「NAPs(ナップス)」が設置。木製枠で1メートル四方に囲い、土を入れたエリアを12カ所用意した。

 野菜づくり体験会は5~11月に、月1回ずつ開く。講師は、自然栽培の普及に取り組む室田明日香さん(射水市)と、元保育士で色彩心理を取り入れた子育て教室を開講する東優子さん(魚津市)が務める。

 今月6日に開かれた初回の体験会には親子9組が参加。トマトや枝豆、サトイモなどの夏野菜6種の苗や種を植え、腐葉土をかぶせた。座学で植え方や管理法など自然栽培のこつを学んだ。

 6月以降は土づくりの講習や秋冬野菜の定植などに取り組み、収穫物を使ったピザや鍋の調理も予定する。NAPsの飛世裕香さんは「地域の皆さんにも野菜の成長を楽しんでもらえるよう情報発信していきたい」と話した。体験会参加者の募集は終了している。