富山県射水市を舞台にした映画「僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。」(僕ラー)の関係者試写会が15日、同市高周波文化ホールで開かれた。上映後のトークショーで、主演の酒井大地さんが撮影を振り返り「住民の皆さんから気さくに声をかけてもらい、人の温かさに感謝している」と話した。
作品は同市新湊地域の内川沿いに住む男子高校生3人が、地元の危機を解決しようと奮闘するコメディー。2016年に公開された「人生の約束」のスタッフが再結集して制作した。
高校生役3人のうち、酒井さん以外の2人はオーディションに合格した同市に住む現役高校生。「ヨシキ」役の長徳章司さん(17)=八幡町・新湊=と「アゲル」役の宮川元和(げんな)さん(17)=善光寺・同=は「笑いが絶えない映画。何度も劇場で見てほしい」とPR。本多繁勝監督は「荒削りだが、懐かしさのある作品になった」と語った。
5月19日から県内三つの映画館で先行公開し、同26日から全国で公開される。制作実行委員会は市観光協会や射水商工会議所、市、射水ケーブルネットワーク、北日本新聞社でつくる。