高岡市福岡地域の第60回福岡さくらまつりが1日、同地域を流れる岸渡川周辺で始まり、訪れた人たちが満開の桜を楽しんだ。今回初めて同地域特産「菅笠(すげがさ)」の笠骨職人が竹を組んで作った約40個の照明を「岸渡灯(あか)り」として川の上などにつるした。16日まで。

 岸渡川両岸には約千本のソメイヨシノが植えられている。まつりは福岡町観光協会などでつくる実行委員会が毎年開催している。

 家族と夜桜を眺めていた上島あかりさん(8)は「岸渡灯りの光で桜がきれいに見える」と話した。

 8日午後4時から福岡中学校吹奏楽部の演奏や夜桜ちゃんこ鍋の販売があるほか、9日午前10時からフリーマーケットやよさこい演舞などを予定している。両日、キッチンカーや飲食ブースも設ける。