富山県南砺市福野の一般社団法人ココロの駅(高橋佳寿江代表理事)が同所に交流拠点「コミュニティスペースちょこっと」を試験的に開設した。希望者に厨房(ちゅうぼう)と客席を貸し出す「レンタルキッチン」を備え、子育てや不登校に関する相談会も開催できるなど、さまざまな目的で利用できる。5月に正式オープンの予定で、まちなかのにぎわい創出につなげる。
ココロの駅は2021年に南砺市の女性3人で結成し、生きづらさを感じる子どもや若者の支援に取り組む。
気軽に立ち寄ることのできる場をつくろうと、メンバーが所有する鉄骨3階建ての建物の1階部分約50平方メートルを改修した。
厨房や6畳の和室3室、倉庫を備える。8人掛けのテーブル席と4人掛けのカウンター席がある。
カフェや子ども食堂、ものづくりの体験会、上映会の会場としても利用できる。
3月21日は試験オープンを記念して昼市「ちょこっとマルシェ」を開き、市内外の18店が出店した。
高橋代表理事は「『何かやってみたい』と意欲を持つ人が集まることで、わくわくする楽しいまちをつくりたい」と話す。