三協立山は30日、4月から管理職を除く正社員の基本給を平均月額3千円底上げするベースアップ(ベア)を行うと発表した。ベアに伴い初任給もアップするほか、物価高騰に対する支援金として月額5千円を支給する。定期昇給と合わせた平均賃金上昇率は約4%になる見込み。

 対象者はベアが約4300人で、物価高騰に対する支援金は約5600人の全社員となる。初任給改定は4月の新入社員から対象となり、月額9千円~1万3千円を増額する。

 同社は「従業員が自身の能力・スキルを最大限に発揮し、やりがいや働きがいを感じながら働くことができる環境を提供したい」としている。