電源開発の歴史などを紹介する黒部川電気記念館のリニューアルオープンセレモニーが30日、富山県黒部市黒部峡谷口の同館で行われた。ダイナミックな映像で黒部川の魅力を伝える「黒部峡谷ジオラマシアター」など新たな展示が出席者に紹介された。31日にオープンする。

 黒部川電気記念館は、1987年に開館した関西電力のPR施設。昨年12月から休館し、展示の一部リニューアルを進めていた。

 ことしの開湯100周年や、来年の黒部宇奈月キャニオンルート(黒部ルート)一般開放に沸く宇奈月温泉のさらなる活性化につなげたい考え。ゼロカーボンエネルギーとして注目される水力発電の意義を発信する狙いもある。

 新たな展示は三つで、「ブリーフィングステーション」は館内の展示内容を大スクリーンで伝え、「ダムダムクイズシアター」は黒部川水系の情報をクイズ形式で学ぶことができる。「黒部峡谷ジオラマシアター」は、峡谷の自然や電源開発の歴史、水力発電の仕組みをジオラマと迫力のある映像で紹介する。

 セレモニーには20人余りが出席。久米一郎関西電力北陸支社長は「より多くの人に来ていただき、エネルギーに対する理解を深めてもらうとともに、地域の観光振興の一助になればいい」とあいさつした。