経営再建中の大手ジェネリック医薬品(後発薬)メーカー、日医工(富山市総曲輪)は29日、東証プライム市場から上場廃止となる。28日は最後の取引が行われ、終値は前日と同じ35円だった。
日医工は同日、「株主の皆様には、長年にわたり当社の経営に理解と支援をたまわり感謝申し上げる」とのコメントを出した。
日医工は2010年に東証1部上場。主力工場での品質不正や米子会社の不振で業績が悪化し、昨年12月に私的整理の一種「事業再生ADR」が成立した。
日医工は、国内投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズと医薬品卸メディパルホールディングスが出資する合同会社の完全子会社となっている。