富山県の魚津駅観光案内所が28日、あいの風とやま鉄道の魚津駅舎内でリニューアルオープンした。眺望を楽しめる休憩スペースやデジタルサイネージ(電子看板)などを設け、市の玄関口を訪れる観光客への情報発信機能を充実させた。
魚津市が整備し、市観光協会が運営する。無償貸与を受けた駅舎の一部を改装して、駅隣にあった旧案内所の機能を移した。事業費は約1600万円。
面積は62・6平方メートルで、出入り口はロータリー側と駅待合室側の2カ所あり、駅前通り越しに立山連峰を望むカウンター席を設置。電子看板はタッチパネル式で、観光案内情報をデジタル表示している。レンタル自転車の保管庫も併設している。
営業時間は午前9時~午後6時(年末年始休み)。魚津観光ボランティアじゃんとこいの会員が常駐し、4月以降の週末は専門の観光コンシェルジュが加わる。
この日はお披露目式があり、村椿晃市長が「観光客はもちろん、地元の人にも愛される場所にしたい」とあいさつ。関係者がテープカットした。