43年余りにわたり市民に親しまれた富山県高岡市長慶寺室内プールとスポーツ・レクリエーションホームが26日、営業を終了した。式典が同日、施設内であり、利用者は思い出を振り返って感謝を伝えた。施設は解体される。
式典には、プール利用者や保護者ら約100人が参加した。指定管理者のNPO高岡市水泳協会の関清嗣会長が「プールは43年3カ月、ずっとわれわれを見守ってくれた。施設に感謝しながら最後のお別れをしたい」とあいさつ。利用者を代表し、高岡スイミングクラブ成人会員の上田清美さんが「長く共に過ごしたプールにお礼を言いたい」、選手コースの林明央理さん(高岡高1年)は「この場所が多くの人の心に残り続けることを願っている」と述べた。
室内プールは1980年にオープンし、翌年スポーツ・レクリエーションホームが併設された。老朽化したため、市公共施設再編計画で閉鎖が決まった。
同協会は4月から高岡市福岡B&G海洋センターの指定管理者となる。