送電設備工事業の平野電業(富山市下大久保・大沢野、平野誉士社長)は25日、同市上大久保(大沢野)にボルダリングジム「レトラス」を開業する。高所作業を担う人材確保の入り口として、クライマーとの接点を増やす狙いもある。

 危険な作業を伴う業界では人手不足感が強まっている。同社は高所に慣れたクライミング経験豊かな人材の獲得に力を入れており、2020年に桜ケ池クライミングセンターを南砺市から取得。施設を利用する愛好家らを勧誘して2年で12人を採用した実績がある。

 新施設をアピールして会社の認知度を高め、今後も毎年3人程度を確保したい考えだ。社員の利用は無料で、福利厚生の充実にもつなげる。

 面積は約430平方メートル、建物中央に柱が不要なトラス工法を採用した。壁面は16面あり、同社によると北信越で最大級の規模という。可動式のトレーニング用設備「キルターボード」を商業施設として国内で初めて5月に導入する。投資額は非公表。

 利用料(終日)は一般が2420円、高校生以下が1760円など。初回のみ購入可能な各千円引きの前売り券もある。月会員コースも設けている。