中部経済産業局電力・ガス事業北陸支局は23日、今年1月の指標を基に判断する北陸地域の総合経済動向を発表した。総括判断は「持ち直しの動きに一服感がみられる」とし、16ヵ月ぶりに下方修正した。

 「生産」は前月の「弱含んでいる」から下方修正し「弱い動きが見られる」とした。業種別では、電子部品・デバイス工業の生産指数が前月比12・3%減の64・3(季節調整済み)となり、9ヵ月連続で低下。中国の消費の冷え込みに伴う需要減が響いた。

 「個人消費」は「緩やかに持ち直している」とし5ヵ月連続で判断を据え置いた。スーパーは値上げの影響で客単価が上昇し、ドラッグストアは風邪薬や鎮痛剤の販売が好調だった。