観梅茶会が21日、富山市宮尾の県民会館分館「内山邸」で開かれ、来場者が庭園の梅を観賞しながら心尽くしの一服を味わった。
県と県民会館が毎年開いており、今回は約10席を設け200人が訪れた。同市の裏千家茶道名誉師範、桃野宗重さん(78)が席主を務め、桜香の間と続きの間で開いた。床に若槻礼次郎の書を掛け、松江市の銘菓「若草」でもてなした。
県内在住のウクライナ出身者にも日本文化に触れ、安らぎを感じてもらおうと、桃野さんがウクライナ語と日本語で「歓迎」と書いた手作りのウクライナ国旗を掲げた。ウクライナ出身者に招待状を出していたが、出席者はいなかった。
奥座敷では、高岡市の和敬流小唄師範、和敬梅由さん(59)による小唄の演奏があった。
茶会は26日にもある。