高岡信用金庫(高岡市守山町)は16日、創立100周年記念式典を同市のホテルニューオータニ高岡で開いた。取引先や経済関係者ら約250人が、地域社会の繁栄に貢献することを基本方針に掲げる同信金の節目を祝い、一層の発展を期待した。
同信金は第1次世界大戦後の不況にあえぐ高岡の産業界の再起を図ろうと、1923(大正12)年3月に政財界有志が設立した高岡信用組合が母体で、51(昭和26)年に現組織となった。
永岩聡理事長が「地域の皆さまにこれまでの100年を感謝し、次の100年も地域と共に歩んでいきたい」とあいさつ。堂故茂参院議員、新田八朗知事、堀田秀之北陸財務局長、吉濱久悦日銀金沢支店長、塩谷雄一高岡商工会議所会頭、柴田弘之信金中央金庫理事長、北村信全国信用金庫協会専務理事が祝辞を述べた。
同信金の歴史をたどる記念動画を上映。富山ならではの自然や文化を鮮やかなデザインで表した「富山もよう」の14番目となる「DOZOU」を、高岡御車山(みくるまやま)祭や山町筋をモチーフに記念事業として制作したことも動画で紹介した。
出席者にはDOZOUがデザインされたクリアファイルやマグカップが贈られた。20日から4月21日までお客様感謝週間とし、来店者に記念品をプレゼントする。