砺波産オリーブの特産化を目指す「オリーブ楽園となみ」(石黒英悦社長)が運営する直売所カフェ「オリーブハウス」の完成式は10日、砺波市柳瀬の同施設で行われ、関係者47人が新たな観光拠点の誕生を祝った。15日にオープンする。

 カフェではオリーブの加工品を販売するほか、オリーブと地元野菜を使ったパスタなどをメニューにそろえる。3階の展望台からは立山連峰や砺波平野を一望できる。

 同社は2020年に石黒社長(79)=石黒自動車工業会長=と、余西孝之専務(75)=となみ観光交通会長=が中心になって設立した。同市柳瀬の国道359号沿いの休耕田2・8ヘクタールでオリーブ1100本を栽培している。

 式では、関係者が神事を行い、石黒社長が「地域の発展とにぎわいにつなげ、チューリップに次ぐ特産品にしたい」とあいさつした。