トップインタビュー2018

牧田組 代表取締役社長 牧田 和樹 氏

牧田組 代表取締役社長牧田 和樹

信頼・人間力高め
次の100年へ

 牧田組は今年、創立103年を迎える老舗の建設会社。5代目の牧田和樹社長は「次の100年を生き残るにはどうすべきか」といつも思いを巡らせている。見えてきた答えが、顧客からの信頼と人材育成を重視する姿勢だ。

 本社近くにある合金鉄メーカー「JFEマテリアル」の構内に事業所を置き、保守工事を長年担うなど、強い信頼関係に基づく、顧客に密着したビジネスモデルで成果を上げている。取引先ごとに営業、建設、土木などの担当者を置くプロジェクトチーム制を2007年から導入し、ニーズをきめ細かく捉え、迅速な対応で信頼に応えている。

 人材育成では「社員が自身の日々の成長を実感できる会社でありたい」と話す。昨年を振り返り「社員の意識改革が進んだ」と喜ぶ。例えば、現場での業務見直しによって作業の時間効率を高めることができた。「過去の経験にとらわれて、限界を自ら決めてしまいがちだが、固定観念を一度でも打ち破ることができればそれが標準になる。当たり前のことを細かく丁寧にやった結果、意識の壁を取り払うことができた」と話す。

本社社屋は大正初期に建設された洋館。国の登録有形文化財になっている
本社社屋は大正初期に建設された洋館。
国の登録有形文化財になっている

 人との信頼関係を築く前提として最も重要なのは「思いやり」とし、それが「お客さまを理解したい。喜ばせたい」という気持ちにつながると強調する。経営を通じて高まった人間教育に対する情熱を買われ、昨年、全国高校PTA連合会長にも就任した。

 「AIが普及すると、なくなる職業があるといわれる。しかし、人と人とが接する部分での仕事はなくならない。建設業も多くの人々が助け合わなければできない、クリエーティブな仕事であり将来性がある」とし、次代を担う人材の採用と育成に力を入れていく。

 今年のキーワードは「挑戦」。「企業が時代を超えて存在し続けるには変わっていかなければならない。イノベーションを起こしていけるように挑戦していく」と語る。

株式会社 牧田組

射水市庄西町1-18-33 TEL.0766-84-5301