トップインタビュー2018

Fan 代表取締役 尾口 紘一 氏

Fan 代表取締役尾口 紘一

顧客第一に資産運用法を提案

 「投資信託相談プラザ」が昨年2月、富山市二口町の大通り沿いに誕生した。初めての資産運用から、保有する投資信託の見直しまで無料で相談できる。運営するFanは富山発の金融ベンチャー。中立的な立場から顧客と数ある金融機関・投資商品をつなぐ「お金の専門家集団」だ。

 「将来もらえる厚生年金はどんどん減っている。平均寿命が100歳を超える時代に資産形成は欠かせない」と尾口紘一社長は話す。

 日本の家計における金融資産の約半分は現金・預金として眠っている。「投資=投機」という誤解は根強い。一人一人がお金の正しい知識を持つことが求められる。同社は年間100回以上の金融セミナーを開催するほか、全国にある支店で個別相談を行ってきた。

 「もっと身近なお金の相談窓口をつくりたい」という思いから来店型の「投資信託相談プラザ」を開設。富山に続き神戸三宮、東京丸の内に店舗を構えた。「日本の中心、丸の内に進出することで当社の思いやサービスを日本全体に広げたい」と語る。

昨年、帝国ホテル(東京)で開催された資産運用セミナー
昨年、帝国ホテル(東京)で開催された資産運用セミナー

 同社が重視するのは顧客第一のライフプランニングだ。銀行や証券会社では担当者の転勤が頻繁にあり、短期視点の提案、商品ありきの提案になりやすい。同社のアドバイザーは地域採用で原則転勤がない。顧客が思い描く将来に向けて、長期にわたり運用をサポートできる。金融機関はライバルではなく、「当社のプランニング力を組み合わせてできることがあるはず」と連携を模索している。

 「今後は個人向けはもちろん、ニーズが高まる法人・経営者向けのコンサルティングを増やすほか、金融とAI(人工知能)を融合したフィンテックのサービスを展開したい」と意気込む。

 今月には富山市内で個人向け、経営者向けの無料セミナーをそれぞれ開催する予定だ。今年も同社は金融に新風を吹き込んでいく。

株式会社 Fan 投資信託相談プラザ

富山市二口町5-8-13 TEL.0120-969-937