前原誠司沖縄北方担当相は31日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し「沖縄の理解なくして物事は進められないという柔軟さを持たなければならない」と述べ、県側の意向に十分配慮しながら対応すべきだとの考えを示した。県北部12市町村長らとの意見交換会の後、名護市で記者団に語った。
意見交換会で前原氏は「多大な基地負担でご迷惑をお掛けをしている。心からおわびしたい」と陳謝。ただ、稲嶺進名護市長が名護市辺野古崎と隣接水域に移設するとの日米共同声明を念頭に「(辺野古移設は)海も陸も駄目だと言ってきたので、しっかりと受け止めてほしい」と求めたのに対しては、明確に返答しなかった。
前原氏は30日に石垣島に入り、尖閣諸島を管轄する石垣海上保安部の職員を激励。31日に沖縄本島に移り、12年度開学を目指す沖縄科学技術大学院大学などを視察した。