【上海共同】中国の有力自動車メーカー、比亜迪汽車(BYDオート)が発売した環境対応のプラグインハイブリッド車(PHV)の個人向け販売が3カ月でわずか28台と苦戦している。
政府がエコカー普及のため購入者に補助金を出しているが、同社のおひざ元の広東省深セン市でも充電スタンドが数カ所しかないなど、設備が十分に整っていないことが消費者に敬遠されているようだ。
中国紙、第一財経日報によると、家庭用電源で充電できるPHVの「F3DM」は3月末に一般向けに発売。販売台数は4月が14台、5月が2台、6月が12台という低調ぶりだ。行政機関やタクシー会社など、企業向けの販売も100台前後にとどまり、同社が掲げる年間1千台の販売目標を大きく下回っている。
販売価格は、5万元の補助金を差し引いても実質11万9800元(約150万円)と、同型のガソリン車の6万~9万元と比べまだ割高。さらに中国にはさまざまな形状のコンセントがあり、充電設備の規格統一には2~3年かかるとされる。