「天平芸術の奥の院」とも呼ばれる奈良の東大寺法華堂で31日、須弥壇の修理中に菩薩像などを載せる仮の施設が完成、8月1日からの拝観再開を前に報道陣に公開した。
拝観が再開する伝日光・月光菩薩は、本尊の不空羂索観音像の左右に配置されていた天平時代の塑像。高さ約4メートルの梵天・帝釈天や、須弥壇では本尊の右後方にあり、見えづらかった弁財天も間近で見られる。
須弥壇の修理に伴い、隣接する礼堂に面する舞台に像を移動。拝観者は礼堂からアクリル板越しに間近で拝める。
本尊は修理完了予定の2012年まで拝観できず、四天王の持国天と増長天などは奈良国立博物館などで修理されている。
礼堂からの拝観は、11年秋以降に完成予定の展示室「東大寺ミュージアム」へ伝日光・月光菩薩と弁財天を移動するまで続く予定。