

「お祈りメール」。就職活動中の学生の間で、こう呼ばれるメールがあります。
面接や入社試験を受けた学生に、企業から送られる不採用通知です。
「今後の就職活動のご成功をお祈り申し上げます」「貴殿のますますのご健闘をお祈り致します」といったように、不採用を伝える言葉の後は決まって「お祈り」で結ばれています。
明倫学館の庄司健太君(21)=富山市出身=も、いくつかの企業からお祈りメールをもらいました。
「丁寧な言葉遣いで書かれていて、かえってへこみますね」と話していました。
不採用の通知を連想させる「祈る」という言葉自体も、学生には禁句になっているようです。
昨年秋、連載第1部で取材した北島江里加さん(21)=東京女子大4年、富山市出身=に「就職活動の健闘を祈ってますよ」と声を掛けると、
「それは、学生に言っちゃ駄目な言葉なんですよ」
とやんわりと言われ、慌てて謝りました。(小林)